長野&広島へ
出張に行ってきました。
長野と広島です。
長野は一期生の熊木住建さん。
広島はいつもの塾の関係で、トランスデザインさんに訪問です。
トランスデザインの社長は松岡さん。
松岡さんは建築家でもあります。
毎度のことですが、
松岡さんの話を聞くと、感性を刺激させられます。
松岡さんは
自分が今まで勉強したことのない分野を勉強してきているので、
話を聞く度に、
今まで使っていなかった脳の部分が刺激を受けているのを感じます。
だから、聞き終わった後は
右脳が「ジーン」と温かくなったような・・・
自分は今まで、
あまり家のデザインについては勉強してきませんでした。
「カッコいいな~」
と思ったことを感覚的にやってきました。
しかし、
松岡さんのおかげで「カッコいいもの」には、
法則性があることを知り、
今はいろいろな雑誌や家を見るようにしています。
「創造は記憶である」
これは映画監督の黒澤明氏の言葉です。
人は過去に見たものからでしか創造することはできない。
色々な情報をインプットし、
頭の中で組み合わせることでアウトプットできる。
何もないところからものを創り出していると思っているのは間違いで、
人間は生まれてから今までのどこかで、
耳にし、目にした何かが、知らず知らずに入り込んだ記憶が、
何かのきっかけで呼び覚まされて動き出す。
そうして創造が生み出される。
黒澤明監督が言うには
「下劣なものばかり見ていると、鑑賞力はどんどん下がる。
そうすれば、創る側も腕が落ちる。
腕が落ちれば、つまらないものしか出来なくなる。
そうなるとまた鑑賞力が下がる。
反対の追いかけっこが出来れば、作品の質も上がっていく。」
家づくりも数多く良い家を見ている人が
やはり、いい家をつくることができます。
もっと自分もウチのスタッフも
良い家を数多く見て勉強しなければ・・・・・
そんなことを考えさせられた今回の出張でした。