微差が大差
昨日、建築家の松岡さんを迎えて、
第2回目の設計道場をしました。
今回は高知です。
「なんとか自分もスタッフも
松岡さんのような設計士に追いつきたい」
そう考えて日夜努力は続けているつもりなのですが、
まだまだ遠い道のりです。(^_^;)
そこまで差はないように感じる時もあれば、
「まだまだかなり差があるな~」と感じる時があります。
たぶん、その差は普通の人から見れば微差。
しかし、その微差が大差です。
昨年の四国サミットで、
職人さんの前で、「微差が大差」という話をしました。
どんな話をしたのかというと・・・・・
日本人なら、みんな知っている富士山。
富士山はみんな知っているように、日本で一番高い山ですよね。
「富士山をみんな知っていますか?」 と聞くと、
もちろんみんなうなずきました。
「それでは皆さん、
日本で2番目に高い山を知っている人は手を挙げてください」
というと、誰からも手が挙がりません。
富士山の次とはいえ、
日本で2番目に高い山なのに誰からも手が挙がらないんです。
「日本で2番目に高い山は北岳という山です」
と言っても誰もピンときませんでした。
実は、北岳と富士山の標高差は583m。
その差は1.2倍くらいの差でしかありません。
しかし、
北岳と富士山の知名度は何倍どころの差ではありません。
その知名度の差は、
何万、何十万、いや何百万倍にもなるかもしれません。
たった1.2倍の差が何万倍もの大差になる。
これが微差が大差です。
モテる男かどうかを決めるのもちょっとした微差。(笑)
女性の笑顔が可愛いかどうかも微差が大差です。
だからこそ、
自分たち住宅会社にとってもこの微差が大事。
お客さんに人気のある家を建てている住宅会社と
人気のない会社との間には、そこまで極端な差はないからです。
設計も外観や内装デザイン、動線、収納、使い勝手、
どれをとっても一つひとつの微差でしかありません。
だから、毎日が細かい微差の追求です。
う~ん、
微差を考えれば考えるほど、まだまだ険しい道のりです。(^_^;)
おわり