「もっとこうしておけばというところが、本当にないです」

 

ご入居後のお宅訪問　NO.056

高知市　Ｙさま邸　／　竣工　▸　2012年11月　／　設計　▸　岡本理絵

 

 

「勉強してみて“これぐらいの金額なら大丈夫”ということが分かりました」

 

以前住んでいた一軒家が築20年を迎えた頃、雨漏りに悩まされたことをきっかけに新築を考えはじめたＹさま。お子さんのお部屋や、ご夫婦の年齢も後押しとなりました。

 

ある日、タイセイホームで新築した交流の深いご友人に招かれたのをきっかけに、タイセイホームを知ったＹさま。初めて見る「木の家」に強く惹かれた奥さまは、床を歩いた時の気持ちよさを今でも覚えていると言います。

 

その後開催された見学会にも迷わず足を運びました。住宅会社の見学会にも関わらず、「社長もスタッフも、アルバイトしてるようなラフ感があったなぁ」とほほ笑む旦那さま。自由に見学ができて、適度に会話ができる雰囲気が心地よかったと言います。

 

そこで最初に話をした岡村（イエナビ）から、「もし家を建てるなら、今まで負担のなかったこんなお金がかかってきます」とアドバイスをもらいました。”売ろう”ということより、「こういうお金がかかるから、保険の見直しから始めてください」と、お客本位の話をしてくれたと言います。

 

その後、岡村と一から家づくりの勉強、家のシュミレーションを行い、「これぐらいの金額なら大丈夫」ということが分かり、本格的に家づくりをスタートさせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もっとこうしておけばというところが、本当にないです」

「すべてはここから始まりました」という奥さまは、雑誌で見つけた時からずっと憧れていたオーダー洗面台を第一に希望しました。オープンな独立型で、ウキウキするようなかわいい真っ赤なタイル貼り。１階の真ん中に配置して、背面にはＷＣとお風呂、斜め横にはキッチンを。使い勝手のいい水回りの動線をつくりました。朝のラッシュの時は２人の娘さんといっしょに、歯磨き、メイク、ヘアーセットで並んで使っても平気だと言います。

 

「行き止まりがイヤだった」という奥さまは、家族がそれぞれに動いてもストレスがないように、セパレート型キッチンを選択しました。旦那さまも立つキッチンなので、ご夫婦にストレスのない高さでオーダーしています。冷蔵庫や電化製品の細かい位置などを試行錯誤する中で、「壁をつくって冷蔵庫を置きましょう」と岡本（設計コーディネート）から提案をもらい、お客さまからも見えないベストポジションに落ち着きました。「まったくストレスがない」というＹさまご家族のお気に入りキッチンです。

 

洗面所を挟んでキッチンの反対側には、お子さんのピアノスペース＆登り棒のある遊び場を。そのそばには勉強ができるカウンターも。家族みんながつながって、それぞれの時間を大切にできる環境です。岡本といっしょになって考え抜いたことで、「もっとこうしておけばというところが本当にないです」と、大満足のお家になりました。

 

 

「“何十年先まで想像してください”一つひとつの目的を定める家づくり」

床をグレーの自然塗料で塗ったＹさま邸は、ナチュラルアンティークスタイル。アンティーク家具や節目の多いパイン材がとてもよく合います。新築から丸５年が経ちますが、キズや汚れ、色褪せもあまり気になりません。「床でそのまま寝られますからね（笑）」と、ずっとサラサラで木の香りが続く無垢の床が、大のお気に入りの旦那さまです。

 

「住みよい家になった」という奥さまは、家の暖かさに驚きました。冬場はヒーター１台で２階まで暖かく、朝はエアコンの予約をしなくても起きられると言います。

 

Ｙさまも家づくりの間、何度も見学会に足を運んで勉強しました。見学会で人がいるキッチンがどれぐらい窮屈に感じるか？どれぐらい窓があってこの明るさなのか？など…旦那さま目線でも、どれぐらいの距離でテレビを見るか？棚に手が届くか？など、「暮らしを想像して見ることが大切ですね」と首をたてに振ります。

 

理想を言えば、家代は膨らんでしまう。そうかと言って、後悔する家では意味がありません。奥さまは信頼を寄せる岡本から、「何十年先まで想像して考えてください。お子さんとどれぐらい過ごすのか？あとあとできないこともないけど、できなくなることは出てきます」という言葉で、本当に必要なものとそうではないものの“目的”をしっかり定める家づくりを心がけました。そのおかげで、ずっと愛情を持てる家となったＹさまご家族のお宅です。