土地探しで見ておくこと
こんばんは、岡村です。
今日は、お客さまから気になる土地があるということで連絡があり、
実際に現地へ行って一緒に見てきました。
このような土地の場合、道路から土地が上がっています。
こんな時には、家を建てる部分と、車を停めるスペースとに高低差ができます。
その際、その高低差の処理をなだらかなスロープで解消してもいいですが、
そうするにはスロープの距離が必要になります。
高低差が30~50㎝程度ならスロープでも大丈夫ですが、
70㎝~1mほどになると、スロープの距離を相当取らなくてはいけません。
これでは、せっかくの敷地がスロープに取られてしまってもったいないです。
高低差が大きい場合には、一般的には下の車を停めるスペースの
余分な土を取り除いてたいらにします。
そして、上の段の土がこぼれてこないようにヨウ壁(コンクリートの壁)
をつくって土留めします。
これですっきりと車が停められて、家が建つ上の部分との区別ができ、
ムダなスペースもありません。(上の段に上がる階段は必要になります。)
このように、道路から土地が極端に上がっている場合には土を削ったり、
ヨウ壁工事をする費用が必要になります。
また、道路から上がっているために土地の外周にコンクリートのヨウ壁がありますが、
このヨウ壁にヒビ割れや、段違いなどがないかもチェックしておくことです。
コンクリートで出来たヨウ壁に大きなヒビ割れができたり、
大きく段違いに割れた部分がある場合には、土地の地盤が悪い可能性があります。
地盤が弱い場合には、土が徐々に沈んでいって、
ヨウ壁にヒビがいってきます。
地盤が大丈夫そうかどうかの判断目安として、
ヨウ壁やブロック塀のヒビ割れも見ておきましょう。
それから、この土地のように現在畑の場合は、
土地に水道が引き込まれていないことがほとんど。
すぐ近くに住宅があれば、前の道に大体の場合水道の本管が通っていますが、
本管が何十メートルも先にあり、長い距離引込工事をしなくてはいけない場合、
かなり費用が掛かってきます。
僕が今建築している岡村邸も、水道がなくて50m引き込む工事が必要でした。
ちなみに引込工事代金は約100万円(>_<)
最後に、次の写真をご覧ください。
写真左側が敷地で、右側が道路。
間に大きな水路があります。
基本的に、土地は道路に2m以上接していなければ建築はできません。
間に大きな水路があるということは、道路に直接接していないと判断されます。
この写真では、すでに橋が掛かっていますが、この橋の幅が2m以上はなければいけません。
なお、新しく橋をつくる場合には市町村などに許可を取って、
どのような構造の橋をつくるかまで指定され、費用もかかります。
さらに、すでに橋があった場合でも建築の際には43条ただし書きという申請が必要になります。
もちろん、この申請にも費用が掛かってきます。
そして、他人(市町村)の所有の水路の上を車で行き来するわけなので、
水路占有許可という許可ももらわなくてはいけません。
土地を見る際には、道路からの進入はどうか、
道路からの位置関係はどうか、高低差はどうか、
など、じっくりと把握しておくことです。
土地を見る際に分からないことがあれば、
岡村・山本までご連絡くださいね(^_^)
さて、実家にいる奥さまから送られてくる子供の写真に癒される毎日の私です。
長女はニコっとほっぺに指を当てるのがマイブーム。
相変わらず顔は笑っていません。
次女はだいぶ顔がはっきりしてきました(*^_^*)
今月末には奥さまと子供が高知へ帰ってくるので楽しみです(^O^)
そう言えば正月以来、岡村邸を見に行っていません(^_^;)
自分の家の工事の進み具合をあまり把握していませんが(笑)、
また時間がある時に見てブログにアップしたいと思います。