「家づくりは諦めてた」
ご入居後のお宅訪問 NO.047
高知市 Oさま邸 / 竣工 ▸ 2014年4月 / 設計 ▸ 大崎修一 川口恵里奈
「家づくりは諦めてた」
今回取材をしたのは、タイセイホームお客さまサポーターの耕ちゃんこと岡村耕一さんのお宅。
タイセイホーム元スタッフの奥さまと、かわいいお嬢さんの4人家族です。
これまで381組を超えるお客さまの家づくりをサポートしてきた耕ちゃん。
「いつかは自分の家を」と願っていましたが、実家のローンの支払いをしていたことで自分たちの家づくりは近いようで遠い存在になっていました。
長い間思いを重ね、2人目のお子さんが産まれたことを機に本腰を入れた耕ちゃん。
交流のある住宅会社さんに相談してシュミレーションしたところ、当時の太陽光発電で売電をすれば家を建てたあとも安心して返済していけることが分かり、念願のマイホームづくりに踏み切りました。
「家づくりは諦めてた」という奥さまの思いも通じて、すぐに良い土地に巡り逢い、いよいよ耕ちゃん一家の家づくりがスタートしました。
「仕事をしていても本当にラク!最高」
これまで自分の家を建てるならと研究をしてきた耕ちゃんは、「シンプルでぬくもりのあるカッコいい家」を希望しました。
こだわりは、天井まで高さがあるスタイリッシュなハイドアと、空間をカッコよく引き締めてくれる鉄階段。木目の美しいオーク材を床に使い、カッコ良さの中にもぬくもりのある雰囲気に仕上げました。
オーク材は耐久性と耐水性に優れているため、乾燥する冬場も木と木の隙間が少なく、小さなお子さんのいるご家庭におススメの素材だと言います。
「ローラー塗りで自分で簡単にできるのが決め手だった」という壁には、調湿作用のある塗り壁を採用。お子さんの落書きはもう少し大きくなったら一度に塗り替える予定です。
打合せでは奥さまが描いた図面をもとに、大崎社長と川口と、あれこれ試行錯誤を繰り返して完成しました。
キッチンの左手に洗濯・脱衣室(独立洗面台にもつながる)、右手に奥さまの家事室兼ランドリールーム(テラスにもつながる)を配置して、家事動線を一直線に繋げたことで「仕事をしていても本当にラク!最高」と、大満足の間取りが実現。
一軒家になったことで車から降ろした荷物もすぐに家の中に運べたり、あたたかいお風呂やキッチン、整った設備関係、周辺環境への気遣いなどの、家事・育児ストレスがフリーになったことが一番嬉しいと言います。
妊娠中の家づくりの大変さを経験したことから、「できれば産まれる前に家づくりをして、新しい家ができてから子育てをしたほうが母体にも良いし、全然違う」と話す奥さまです。
「さすがやねと思った」
「途中で手を抜いてしまったところだけが後悔」と言うのが、キッチン背面飾り棚にとったコンセント。
配線を隠そうと思った時に、さしたコンセントの分だけ家電が前に出てくるため、上手に活用ができていないと言います。置く物と配線場所を細かく決めてイメージすることが大事だと奥さまからのアドバイス。あとは「もう少し収納があったら良かったかも」と振り返ります。
動きやすいキッチンが叶い、「料理もしやすいし、趣味のパンづくりも忙しくてもやりたいと思える」と奥さま。
広いお庭では、大好きなガーデニングに没頭できるようになりました。夏場はイヤな西日が当たることなく快適に作業ができています。
はじめに「ガーデニングがしたい」と伝えておいた希望が、日当たりのことまで考えられていることに「さすがやねと思った」と、大きくうなずく奥さまです。
「奥さんの好きなようにしてくれたら」と話していた耕ちゃんも、嬉しそうな奥さまや子どもたちに「建てて良かった」と、大満足の家づくりとなりました。
スタッフでもありオーナーでもある立場で、日々、身で感じる「メリットもデメリットも伝えていきたい」と、さらにパワーアップした耕ちゃんに乞うご期待です。