「この家を建てたことで人生が楽しくなった」
ご入居後のお宅訪問 NO.050
香美市 Sさま邸 / 竣工 ▸ 2007年12月 / 設計 ▸ 岡本理絵
「不思議と、家の造りを見て感じるものがあった」
タイセイホームを知ったのはたまたまネットでヒットしたのがキッカケ。「CMをしていないからどんな会社なのか心配だった(笑)」というSさまは、事務所を見に行き、ちゃんとした会社だと確認したそう。
その後どんな家を建てているのかを見に、見学会へ参加しました。もともとアンティーク品が好きな奥さまは、ステンドグラスがコーディネートされた家に一目惚れをしました。
でき上がった家は構造まで見ることはできませんが、「不思議と、家の造りを見て感じるものがあった」という旦那さま。奥さまと同じ思いで、「ここでしか建てんって思ってました」と、今でも印象に残る出逢いです。
当時タイセイホームに土佐山田での建築例がなく、建てられるか不安だったと言うSさまご夫妻でしたが、「建てましょう!」と快く承諾してくれたこと、汗を流しながら一生懸命対応してくれたというスタッフの松田が信頼でき、安心して家づくりを進めることができました。
「自分たちの思いが岡本さんのアドバイスのおかげで良いものになった」
建てる家のイメージを、得意な絵で伝えた奥さま。
キッチンはIランド型を選択して、タイル貼りに。中を見せずに独立した空間にしたいという思いから、オープンなカウンターをやめて建具をつくりつけました。このおかげで目線やお料理の音、においも気にならず、タイルのおそうじもラクだと言います。
お家の正面から見て玄関のすぐとなりがキッチンの勝手口ですが、開口をとった壁をつくることで出したゴミや靴、勝手口全体が外から見えない設計。買い物から帰って来た時ここから出入りする動線がすごくスムーズで、Sさまご夫妻の大のお気に入りです。
玄関の一角に輝くのは、剣道で全国大会でも活躍する娘さんのトロフィーや表彰状。旦那さまが「どっさり飾りたい」と希望して、作れるだけ棚をとりました。
これからの季節、ウェルカムパーティーをよくすると言うSさま。広いお庭とウッドデッキは最高の条件。キッチンから外へすぐにお料理が出せる動線や、外のコンセントも多く、3箇所とった水栓も大活躍しているとか。「自分たちの思いが岡本さんのアドバイスのおかげで良いものになった」と、うれしい思いのSさまご夫妻です。
「この家を建てたことで人生が楽しくなった」
まるで美術館のようなお家の中は、奥さまが描いた絵、集めてきた年代物のコレクションがズラリ。旦那さまが選定したものも数えきれないほど多くありますが、アンティークにどっぷりハマったのは家を建ててからだそう。今では毎月奥さまと県外の骨董市場に行くのが楽しみで、買い付け用の車を購入するほど熱中しています。
和と洋が入り混じっても違和感がなく、500円のものが数千円に見えたり、置く物全部が絵になるのは、「自然素材が調和してくれるから」だと奥さま。焼けてツヤが出た床に目を落とし、「良い色になってきた」と、経年変化を楽しんでいます。
今は亡き愛犬が残した傷跡も、愛おしい思い出です。アンティークの一点ものとの出逢いは運命。「タイセイさんとの出逢いも一期一会。この家を建てたことで人生が楽しくなった」と、やさしい笑顔を見せてくれたSさまご夫妻。今年の冬で、住み始めて丸10年を迎えます。