子どもたちの成長のために、リビングにうんていを作りました
ご入居後のお宅訪問 NO.097
土佐市・Sさま邸 / 竣工 ▸ 2019年11月 / 設計 ▸ 川口恵里奈
「子供たちの成長のために、リビングにうんていを作りました」
家のそばを小さな川が流れ、心地よい水音が聞こえてくるSさま邸。木目調のサイディングが印象的な外観の家には、Sさまご夫婦と2人の男の子が暮らしています。2人のお子さんは保育園の頃から水泳を続けていて、弟くんは最近、野球も始めました。
そんなお子さんのために、Sさまが新築するにあたって希望したのが”トレーニングができる家”。水泳の池江璃花子選手が、小さい頃から自宅にあるうんていで身体能力を鍛えたという話を聞き、Sさまも自宅のリビングに取りつけを決めました。
さっそく設計の川口に相談し、メーカーを探してもらい取り寄せることに。天井もしっかりと下地補強をして取り付けました。2人のお子さまとご主人が、日々楽しみながらうんていを使ったトレーニングをしています。
1年4カ月が過ぎ、「筋肉がついた」「体幹が強くなった」「懸垂ができるようになった」と、その成果も見えてきました。Sさまご夫妻は二人の成長を楽しみにしながら、日々の頑張りを応援しています。
「キッチンから家族を見守ることができるリビングがいいなと思いました」
Sさまご夫妻が、「そろそろ家を建てようか」と考え始めたのは2018年の冬。タイセイホームで建てた知り合いの家に遊びに行った際、「落ち着く家だなぁ」と心惹かれました。ホームページを検索し、近所で見学会が開催されることを知って足を運び、勉強会に参加。「子どもたちが転校しなくていいよう校区内で土地を探しているんです」と伝えたところ、営業の藤本が見つけ出してきたのが今の土地です。静かで日当りも、よくSさまが希望していた土地だったため土地見学の2日後には購入を決め、家づくりがスタートしました。
ご主人は家でリラックスできるようにとウッドデッキと人工芝の庭をご希望。奥さまは扉付きの収納棚と、「子どもたちが病気の時に、一人にするのは心配⋯」という思いからリビングに畳のスペースを要望しました。「引っ越してすぐに下の子がインフルエンザに罹り、早速このスペースが活躍しました!」と奥さま。次男さんも「体はしんどかったけど、安心だった」と話します。畳スペースをリビングより30cmほど小上がりに設計したことで時にはベンチ替わりにもなり、お風呂上がりにはここでストレッチも。家族みんなの「あってよかった」畳スペースです。
「気づいたら、みんなリビングにいる。ずっとそんな感じです」
床はすべてバイン材を使用し、色は落ち着きのあるオリーブに。キッチンの収納も、カウンター下の収納も、すべてオリーブで統一しました。
キッチンのコン口まわりは、お手入れしやすくスタイリッシュな白いタイルに。ご夫婦ともに身長が高いので、キッチンや換気扇の位置も楽に使える高さにしました。「とても使いやすくて、ストレスがないんです」と奥さま。キッチンカウンターが広く、切った材料や作った料理も置き場に困りません。
仕事が3交代のご主人は、平日を家で過ごすこともあり、食事で男飯が登場するように。夜勤明けの日も「ゆっくりと疲れを癒やすことができるようになりました」と、おうち時間を楽しんでいます。
2階には子どもたちの個室があり、それぞれお気に入りのモノが並んでいます。けれども、「ほとんど4人でリビングにいますね」という仲良し家族。少々騒いでも気を遣わなくていいところや、片づけやお掃除が楽しくなるのも「持ち家ならでは」と、明るい笑い声が絶えないSさま邸です。